リアルタイムオートラジオグラフィーシステム

フランスai4r社は、ex-vivoまたはin-vitro前臨床研究の分野において新世代ガス式検出器を採用したリアルタイムオートラジオグラフィーシステム、BeaQuantとその小型版であるBeaQuant-Sを考案および設計しました。BeaQuantとBeaQuant-Sは、測定視野(FOV)以外の性能は同じです。
速度、精度、感度を組み合わせた革新的技術を有し、すべてのα線、β-線・β+線を放出する放射能を広い測定視野と短い露光時間で検出し、画像化します。フィルムやイメージングプレートでは、画像の取得に数日から数週間かかるのに対し、高感度・高解像度を有するBeaQuantおよびBeaQuant-Sを使用すると、わずか数時間で高品質の画像の取得が可能です。
BeaQuantおよびBeaQuant-Sは 0.0005 cpm/mm2という比類のない高感度を実現しました。 この卓越した感度により露光時間が短縮され、画像ボリュームが増加します。そして、放射性同位体のエネルギー量にかかわらず、解像度を損なうことなくご使用になれます。
BeaQuantおよびBeaQuant-Sは、β粒子イメージャーとα線イメージャーの機能を同時に備えた初のオートラジオグラフフィーシステムです。
さまざまな機能を持ち、標準オートラジオグラフィーまたは定量全身オートラジオグラフィー(QWBA)のいずれかでご使用になれます。
BeaQuant

✅ さまざまな大きさのサンプルに対応
BeaQuantは、標準的な顕微鏡スライド(75×25mmまたは75×50mm)だけでなく、大きいサンプル(QWBA、TLCプレート等:20x20cmまたは10x10cm)やカスタムサイズのサンプルなど、測定する放射性同位体に応じてサンプルホルダーをお選びいただけます。
小さいサンプルのみを測定する場合は、小サンプルに特化したのBeaQuant-Sがおすすめです。
✅ 100%リアルタイムでのデータ取得
放射能計測モードでデジタルイメージングを実行させます。また、崩壊ごとのシグナルが個別に検出されるため、放射能分布において正確な定量化が可能になります。
5桁( 0.0005 cpm/mm2)を超える直線性と、FOV全域にわたって一貫性があり(最高の空間分解能)、定量化はアクティビティに依存しません。
機能は大変ユニークで、100%リアルタイムでデジタルデータを取得します。 研究者はイベントごとの画像を確認でき、いつでも画質を評価できます。 最終画像は完全にデジタル化されているため、露光不足や露光過多のリスクがありません。
✅ 独自のソフトウェアで高感度を実現
ソフトウェアには制御プログラムであるBeavacqと、画像を処理およびエクスポートするためのBeamageを採用し、データはどの画像処理ツールにもエクスポートできます。
✅ 高い防護性
また、非毒性、非可燃性、非腐食性のNeとCo2の混合ガスを使用することで、X線およびγ線に対して完全かつ非常に高い防護性を提供します。
BeaQuant-S

BeaQuant-Sは、小さいサンプル(標準または標準外の顕微鏡スライド)用のリアルタイムデジタルオートラジオグラフィーシステムです。
放射能レベルに関係なく、さまざまな種類のアイソトープ(β線および/またはα線放射体)を検出、画像化、定量化します。
生物学、地質学、地球化学などの分野に最適です。
トップエンドモデルであるBeaQuantと同じ検出技術を採用して、感度と解像度をそのままに小型化しました。
Small, efficient, user friendly
1. 100%リアルタイムでのデジタルデータ取得
2. 高解像度、高感度
3. 定量イメージは専用のBeamageソフトウェアで分析
4. 非常に短い時間でデータを取得(他社製品と比較)
5. 直観的に操作できてユーザーフレンドリー
6. 測定視野:12×8cm
・マウス切片 (1 匹)
・スライドガラス(7.5×2.5cm)4 枚装填可能
BeaQuant-S 製品紹介動画