Beta-RAM5ラジオHPLC検出器

Beta-RAM 5(ベータラム)は優れた感度、分解能、汎用性を兼ね備えたラジオフロー検出器です。業界標準のLauraソフトウェアと組み合わせて使用します。
機器はBlue・Whiteの2色展開で、スタンドアロンでの使用やHPLCとの接続使用ができます。デッドボリューム低減設計の液体および固体セルにより、ピーク形状と分解能を維持します。
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感度
Beta-RAMはオンライン測定においてスピードと効率を維持しながら、非常に高い感度を実現します。オプション機能のActive Counting Mode(ACM)およびStop Flowは比類なきレベルの感度と検出限界を達成します。
分解能
フィッティング、チュービング、ミキシング部品はデッドボリュームを削減する設計になっており、ピーク間およびピーク形状を維持するために必要とされる最高分解能を保証します。ピークの整合性維持のため、フローセル(5μL~用意)も特別に設計されています。
さらにBeta-RAMはUPLC、Fast LC、高速分解LCなどの最新のLC技術にも対応しています。
汎用性
Beta-RAM 5は、正確な内蔵ポンプにより液体シンチレーションカクテル剤と混合する均一系測定と、様々な種類の固体シンチレーターフローセルを使用する不均一系測定のどちらにも対応する汎用性を持っています。
この特徴により、Beta-RAM 5は最も感度を必要とする低レベルの代謝研究や、高活性分取HPLC研究まで幅広く対応します。
Stop Flow(オプション機能)
Stop Flowは、時間とコストのかかる低レベルサンプルの液体シンチレーション測定に代わる機能です。
検出器フローセル内の測定時間を最適化することにより、Stop FlowとLauraソフトウェアの組み合わせで、ユーザーが希望する閾値や測定レベルの放射化学測定を実現します。
Stop Flowモードは、フラクション分取のプロセスに時間をかけることなく、最高の感度を達成します。
※Stop FlowはAgilent社HPLC専用の機能です。
Active Counting Mode -ACM- (オプション機能)
ラジオフロー検出には、一連の測定においてこれまで様々な静的パラメーターが用いられて来ました。現在では、簡略化されたヘテロダイン型に従って検出特性を変更できるようになりました。これにより、リアルタイムで監視したり、測定条件を調整することが可能になり、最適な設定を動的に適用可能になりました。
ACM機能は従来の測定と同じ測定時間でありながら、最高の検出限界を達成します。今までオフラインでしかできなかった検出限界をオンラインでも実現し、分解能とピーク識別が改善されます。
Beta-RAM 5 仕様
- サイズ:幅35cm×奥行38cm×高さ16cm
- 重量:13kg
※詳細仕様は営業部までお問合せください。
※ご使用用途に応じてBeta-RAM 6もございます。